Perlでデータを扱う場合、指定されたデータ型以外は使えません。
Perlで扱える代表的なデータ型は、次に示す3タイプです。
データ型 | 内 容 |
スカラー | 数値または文字列 |
配列 | 値のリスト、数値のインデックスを持つ |
ハッシュ | 値のリスト、文字列のインデックスを持つ |
データは数値や文字列として、そのまま使ったり、変数に格納して使用します。
変数とは、電卓にあるメモリのようなもので、データのを格納、取り出し、変更ができます。
変数を作るには、データ型識別子+文字列を書くだけです。
データ型 | 識別子 | 例 | 使用例 | 解 説 |
スカラー | $ | $abc | $abc=10; $def="xyz"; |
スカラー変数は数値でも、文字列でも格納できます。 文字列は"(ダブルクォーテーション)または、'(シングルクォーテーション)ではさみます。 |
配列 | @ | @abc | @abc=("efg", "hij", "op"); @def=(1, 2.5, 4) |
各要素は[ ]で囲んだ数値で操作できます。 $xyz=$abc[1]; この場合$xyzには "hij" が入る |
ハッシュ | % | %abc | %abc=(,"1","one","2","two"3,"three"); | 各要素は{ }で囲んだ文字列で操作できます。 $xyz=$abc{"1"}; この場合$xyzには "one" が入る |
それでは、各々のデータ型について例題を交えながら、詳しく解説していきます。