ここでは、UNIX系のサーバーを前提に話を進めていきます。
CGIプログラムをプロバイダーのサーバーで実行させるには、HTMLファイル(index.htmlなど)と違い、ファイルをサーバーへコピーするだけではダメです。
コピーしたファイルのパーミッションを変更しなければなりません。
パーミッションとは、ファイルやディレクトリ(ウィンドウズではフォルダと呼ばれている)の属性のようなもので、そのファイルへのアクセスモードを決めます。
<パーミッションの定義>
オーナー、グループ、その他の順に、読み込み/書込み/実行の権限を定義します。
オーナー=自分のこと
グループ=UNIXの場合グループの定義もできますが、通常は無視してもらって結構です(その他と同じ扱いで良い)
その他=自分以外の不特定多数の人
オーナー | グループ | その他 | ||||||
r | w | x | r | w | x | r | w | x |
アクセスモード一覧 | ||
モード | 数値 | アクセス内容 |
r | 4 | 読み出し可能 |
w | 2 | 書込み可能 |
x | 1 | 実行可能 |
- | 0 | 不許可 |
<記号と数値の関係>
rwxr--r--の場合(4+2+1)(4+0+0)(4+0+0)=744
rwxr-xr-xの場合(4+2+1)(4+0+1)(4+0+1)=755
パーミッションの定義例 | 解説 | ||||||||||
記号 | 数値 | オーナー | グループ | その他 | |||||||
読込み | 書込み | 実行 | 読込み | 書込み | 実行 | 読込み | 書込み | 実行 | |||
rwxr--r-- | 744 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | × | × | 自分は全アクセス可能、その他の人は読込みのみ可能 |
rwxr-xr-x | 755 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | 自分は全アクセス可能、その他の人は読込みと実行が可能 |
rwxrwxrwx | 777 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 全ユーザーは全アクセスが可能 |
実際のパーミッションの変更は、telnetかftpでおこないます。
フリーウェアのFFFTPでftpを使ったパーミッションの変更方法を載せておきます。
1.転送先のファイルをマウスで右クリックする
2.ポップアップメニューから「属性変更]を選択する
3.パーミッションを変更する