1.パーミッション

ここでは、UNIX系のサーバーを前提に話を進めていきます。

CGIプログラムをプロバイダーのサーバーで実行させるには、HTMLファイル(index.htmlなど)と違い、ファイルをサーバーへコピーするだけではダメです。
コピーしたファイルのパーミッションを変更しなければなりません。
パーミッションとは、ファイルやディレクトリ(ウィンドウズではフォルダと呼ばれている)の属性のようなもので、そのファイルへのアクセスモードを決めます。

<パーミッションの定義>
オーナー、グループ、その他の順に、読み込み/書込み/実行の権限を定義します。

オーナー=自分のこと
グループ=UNIXの場合グループの定義もできますが、通常は無視してもらって結構です(その他と同じ扱いで良い)
その他=自分以外の不特定多数の人

オーナー グループ その他
w x r w x r w x


アクセスモード一覧
モード 数値 アクセス内容
4 読み出し可能
2 書込み可能
1 実行可能
- 0 不許可

<記号と数値の関係>
rwxr--r--の場合(4+2+1)(4+0+0)(4+0+0)=744
rwxr-xr-xの場合(4+2+1)(4+0+1)(4+0+1)=755

パーミッションの定義例 解説
記号 数値 オーナー グループ その他
読込み 書込み 実行 読込み 書込み 実行 読込み 書込み 実行
rwxr--r-- 744 × × × × 自分は全アクセス可能、その他の人は読込みのみ可能
rwxr-xr-x 755 × × 自分は全アクセス可能、その他の人は読込みと実行が可能
rwxrwxrwx 777 全ユーザーは全アクセスが可能

実際のパーミッションの変更は、telnetかftpでおこないます。
フリーウェアのFFFTPでftpを使ったパーミッションの変更方法を載せておきます。

1.転送先のファイルをマウスで右クリックする
2.ポップアップメニューから「属性変更]を選択する
3.パーミッションを変更する

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